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カーマンダキ(Kamandaki 5世紀 - 6世紀頃?)は『ニーティサーラ(Nitisara)』の著者である。
詳しい経歴は分かっていない。『ニーティサーラ』は君主が国を統治する術を説いた著作であり、戦争は外交が失敗した場合の最後の手段として位置付けられている。『実利論』を著したとされるカウティリヤの影響を強く受けていることが指摘されているが、文体はより洗練され、些末な事項が省略されるなど、独創的な要素も多分に含まれている。例えば、兵站に関する記述があり、そこでは糧食の輸送の重要性や、砂漠での輸送のためにラクダを積極的に活用することなどが論じられている。