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バリー・ポーゼン(Barry R. Posen, 1952年7月13日 - 現在)はアメリカの政治学者である。
1974年にオクシデンタル大学で学士、1976年にカリフォルニア大学で修士を取得し、1981年に同大学で博士を取得した。指導を受けたのはケネス・ウォルツである。ランド研究所、国防総省、戦略国際問題研究所で働き、1984年にプリンストン大学で助教授に就任し、最初の著作『軍事ドクトリンの源泉(The Sources of Military Doctrine)』を出版し、ドクトリンの研究領域において高い評価を得た。1987年にマサチューセッツ工科大学の助教授に着任し、政治学を教えていた。
その後、アメリカの戦略に関する研究で重要な成果を出している。2014年には著作『自制(Restraint)』を出版し、アメリカの国家安全保障戦略をめぐる論争は自由主義的な覇権(liberal Hegemony)と自制(restraint)の間でせめぎ合ってきたと考察した上で、それぞれの戦略に必要な能力を検討し、現在のアメリカの状況を踏まえて自制を採用した方が有利であることを主張した。現在でもアメリカの政策、戦略に関する研究を続けている。