コールウェル

コールウェル

チャールズ・エドワード・コールウェル(Charles Edward Callwell, 1859年4月2日 - 1928年?月?日)はイギリスの陸軍軍人である。著名な軍事学者でもあり、非正規戦に関する研究で知られている。

経歴

ロンドン出身。1876年に陸軍士官学校に入校し、砲兵科の将校として王立野戦砲兵に配属された。インドに送られ、第二次アフガニスタン戦争に参加し、またボーア戦争にも従軍した。帰国後の1884年に参謀大学校に入校し、軍事学の調査研究に取り組むようになり、1886年にジャーナルで発表した論稿で賞を授与された。軍務の傍らで研究を続け、1896年に出版した『小規模戦争(Small Wars)』は正式な教科書として採用されるなど、非正規戦に関する優れた研究として高い評価を受けた。1909年に陸軍を退き、著述に専念するようになったが、1914年の第一次世界大戦の勃発で現役に復帰し、陸軍中央で情報部長、軍需省顧問などを歴任した。1918年に再び軍務を退いて著述業に戻った。ロンドンで死去。

著作

コールウェルの主著『小規模戦争(Small Wars)』は1896年に初版が出ているが、1899年、1906年に改定されている。

  • Callwell, C. E. 1906. Small Wars: Their Principles and Practice. London.