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マーティン・ファン・クレフェルト(Martin van Creveld, 1946 - )はイスラエルの軍事学者、歴史学者である。
オランダのロッテルダム出身。1950年にイスラエルに移住した。1964円にヘブライ大学で学び、ロンドン大学で博士号を取得した。1971年にヘブライ大学の歴史学教授に着任し、軍事顧問として政府の仕事にも携わった。第二次世界大戦の歴史をはじめ、軍事史に関する研究業績を数多く残している。特に知られている成果としては近世以降のヨーロッパの軍事史において兵站支援がどのような影響を及ぼしていたのかを考察した『補給戦(Supplying War)』、第二次世界大戦におけるドイツ軍とアメリカ軍の戦闘効率にどのような違いがあり、それが何によってもたされていたのかを分析した『戦闘力(Fighting Power)』がある。また冷戦後の世界情勢を見据えて将来の戦争では非国家主体の役割が大きくなることを予測した『戦争の変遷(The Transformation of War)』(1991)も知られている。2010年に大学を退官してからは、著述業に専念しており、安全保障、外交の教育も引き続き行っている。
クレフェルトの研究課題は多岐に渡っているが、専門である軍事史に関する著作が多い。