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ヨハン・ヴィルヘルム・ノイマール・フォン・ラムスラ(Johann Wilhelm Neumair von Ramsla 1572年?月?日 - 1641年11月23日)はドイツの旅行家、著述家である。
ワイマール出身。チューリンゲンに土地を所有する貴族階級の出身であり、ヨーロッパの各地を旅した。その生い立ちには不明な点も多いが、1582年から1583年にかけてイタリアを旅行しており、また1594年から1597年にかけてイタリア、スペイン、フランス、イングランド、オランダを訪れている。それらの旅の記録をまとめて出版していた。ラムスラはそれ以外にも官房学(Kameralismus)に関する著作を残しており、財政や法律について議論している。
軍事学の歴史において注目されるのは、1618年にドイツで三十年戦争が勃発したことを受けて執筆された1630年の著作『戦争の回想と規則(Erinnerungen und Regeln vom Kriegswesen)』であり、それは三十年戦争の歴史に関する貴重な研究資料を与えてくれる。例えば、三十年戦争において火器の威力が次第に向上し、戦場で槍兵がかつての優位を失い、銃兵に圧倒されるようになったことなどが観察されている。ワイマールで死去。