フーキエール

フーキエール

アントワーヌ・ド・パ・フーキエール(Antoine de Pas Feuquières, 1648年4月16日 - 1711年1月28日)はフランスの陸軍軍人である。ルイ十四世が指導した戦争で従軍し、その回顧録はヨーロッパ各地で広く読まれた。

経歴

パリ出身。18歳の時にフランス陸軍に入隊し、1667年に勃発したネーデルラント継承戦争で初めて戦場に出た。1672年にフランス軍でも名高いリュクサンブール公(1628-1695)の補佐官に着任し、司令部で勤務した。1674年に連隊長に着任したが、その後もトュレンヌ子爵(1611-1675)、ニコラ・カティナ(1637-1712)の下で従軍した。この時の経験からフーキエールは戦後になって回顧録を著したが、それはルイ十四世の戦争指導に対する批判を含まれていたため、生前には出版できなかった。ヴェルサイユにて死去。

著作