ダンダス

ダンダス

デイヴィッド・ダンダス(David Dundas, 1735年 - 1820年2月18日)はイギリスの陸軍軍人である。

経歴

スコットランドのエディンバラ出身。商人の家に生まれ、王立陸軍士官学校に入学した。砲兵科の将校に任官し、1755年に王立砲兵隊に配属されたが、1756年に第56歩兵連隊に転属になり、七年戦争に従軍するためヨーロッパ大陸へ渡った。各地の戦闘で経験を積み、実績を上げて大佐にまで昇進した。1783年に過去の経験と研究を踏まえて陸軍士官に向けた訓練の手引きを執筆し始め、1788年に出版した『陸軍の運動原則(Principles of Military Movements)』は高い評価を受けた。この著作で述べられた方法は1789年にスコットランドに赴任した際に実施した訓練で実践された。1790年にイギリスがフランス革命戦争に干渉することを決めると、軍の司令官として大陸へ派遣され、そこでも軍功を上げた。1802年には大将に昇進し、1809年には陸軍総司令官(Commander-in-Chief of the Forces)に上り詰め、1811年までその職を務めた。イングランドのチェルシー王立病院で死去。

著作

  • Dundas, David. 2004(1788). The Principles of Military Movements: Chiefly Applicable to Infantry. Naval and Military Press.